分子病理学的検査
Q
DISH法って何ですか?
A
DISH法は、組織や細胞内の特定の遺伝子や染色体異常を顕微鏡で可視化する検査法です。2種類のDNAや遺伝子領域を同時に検出(Dual)できる蛍光を使わないため通常の光学顕微鏡で観察可能主に腫瘍の遺伝子融合や増幅の確認に使用されます。
Q
どんな症例でDISH法を使いますか?
A
主にがんの遺伝子増幅や融合の有無を確認する目的で使われます。
例:HER2遺伝子増幅(乳がん、胃がん)など
Q
どんな検体が必要ですか?
A
主にFFPE(ホルマリン固定パラフィン包埋組織)が必要になります。
スライドやブロックで提出可能、組織量は腫瘍部位が十分あることが望ましい。
Q
生検組織でも可能ですか?
A
はい、可能ですが腫瘍細胞数が少ない場合は解析が困難になることがあります。
Q
DISH法の所要時間は?
A
通常、5〜7日程度で解析可能です。
組織作製、プローブハイブリダイゼーション、染色、顕微鏡観察を含みます。
Q
FISH法との違いは?
A
| 比較項目 | DISH法 | FISH法 |
| 顕微鏡 | 光学顕微鏡 | 蛍光顕微鏡 |
| 保存性 | 長期保存可能 | 蛍光は減衰しやすい |
| 操作性 | 比較的簡便 | 専門的な設備が必要 |
| 解析 | 同時に2つの信号を評価 | 複雑な多色解析も可能 |
Q
DISH法は再検査できますか?
A
はい、残存組織があれば再解析可能です。